ころねっとセミナーだより 〜セミナー議事録〜

第44回セミナーだより
 第四十四回のころねっとセミナーは、臨床心理士・西野敏夫先生の講演ビデオを視聴したのち、ミーティングを行いました。講演のテーマは、「アダルトチルドレン(AC)再考」です。なお、この講演は、一九九八年四月に開催された「第一回ころねっとセミナー」を収録したものです。
【講演ビデオの概要】

 ACは、アルコール依存者とその配偶者によって育てられた子どもを指しますが、現在では、アルコール依存症だけでなく、ギャンブルや薬物などさまざまな依存を持った家庭の子どもにも同じような傾向が見られることが分かっています。
 ACのことはここ数年(一九九五年〜九七年)マスコミが大きく取り上げたので、その概念が一気に広がりました。そこで、自分がACだと自己認知する人が増えたと同時に、ACに関して混乱が見られるようになりました。このような状況を踏まえて、斎藤学先生は、ACについて、もう一度整理して考え直そうという意見を述べています。そして、混乱を回避するために「アダルトチルドレン(AC)」という言葉は、使わないと表明されました。
 斎藤先生は、ACに代わる言葉として、トラウマ・サバイバーという言葉を使っています。言葉はどう変わっても、自分を許し、失敗してもそれにこだわらず、どう対処するかが大切なことだと思います。
【ビデオ視聴後の感想】
  • 第一回のころねっとセミナーに参加し、このお話は直接お聞きしましたが、ビデオで再度お聞きしても、また、得るところがあるお話でした。四年半前に比べ、今回は体に染みるようにわかるという気がしました。「失敗をしてもよい。失敗した時にどう対応するかだ」。きっと、これこそが生きていくために必要な力だと思うのですが、私はまさにこの力を 我が子たちから奪ってきた母でした。そして、これからの私は、他人からの評価にとらわれすぎず、大切なことは何かを見極めながら生きていけたら、と思っています。
  • 気持ちが楽になるお話でした。自分に「まあ、いいか」と言ってあげることは難しいけど大事なことですね。
  • 結果にとらわれず、プロセスを楽しむ。失敗を恐れず、失敗後の対応が大切である等、経験から出て来た言葉だと思うが説得力がある。
  • アダルトチルドレン=大人のように過ごした子供、子供らしくない子供って呼び方より、サバイバー=サバイバルをしている人、子供時代の苦しみから生き残った者、子供時代の悪影響と戦っている人、っていう呼び方の方がカッコイイですね〜!
  • 自分のくせになったパターンは変えることが本当にむずかしいので、何度も話をきいて思い出すのが大事と痛感しました。

(文責:編集部)
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