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第45回セミナーだより
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| 第四十五回のころねっとセミナーは、四十三回に講師をお願いした愛知みずほ大学短期大学部教授・浅野恵美子先生を再度お招きして、「関係を育てるグループ体験」というテーマで、いくつかのワークを実施しながらお話をうかがいました。 |
| 心理療法の始まりは、心の中にあるものを表現するという演技によるカタルシスです。演じること、劇として表現することによって、自己の内面が表に現れ、新たな自己の発見を目指しているのです。こうした試みは少年院でも行われています。照れたり、真剣になったり、恥ずかしいと思われるでしょうが、実際にやってみることによって見えてくることがあります。セルフ・エスティームを育てるためのエクササイズの一つとしても心理劇は取り入れられています。そして、それはウォーミングアップから始まります。たとえば、「私は浅野です。今の気持ちを手で表すと……こんな様子です」とジェスチャーをするのです。皆さんも二人一組になってやってみてください。 では、つぎに「ファイブ・フィンガー・エクササイズ」というものをやってみましょう。これは、それぞれの指に「自分がとっても大事にされたこと」、「人生の中でヤッターと思うこと」、「だれかのために働いたこと」というように問いかけを結びつけて、答えていくものです。答える役、それを聞く役を交代してやってみましょう。 自分が自分の問題とどのようにかかわっているのか、椅子をその問題に見立てて、その問題をどのように扱っているのか椅子に向かって動作で表すこともできます。椅子を抱え込んだり、持ち上げたり、けっ飛ばしたり、何もできずに椅子の周りをうろついたり、いろいろな動きが考えられますね。 他人との関係を育てるという観点で、自分自身を見つめ直してみると、いろいろなことに気づきます。自分は本当に相手と良い関係を築こうとしているのか、考え直してみることも必要でしょう。 私自身、娘から「お母さんが怖い」と言われて悩んだことがありました。その後、いろいろな葛藤があったのですが、今ではその娘が私に気を遣ってくれるようになりました。人間関係というのは、本当に不思議なものです。「他人は自分である」ということが分かってくると問題の本質に迫ることができるでしょう。 |
(文責:編集部/講演日:2001年12月 9日) |