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第49回セミナーだより
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| 今回のころねっとセミナーは、「ハルカウンセリング」の主催者で臨床心理士の石松奈美子先生を講師にお招きしました。今回は三回連続講座の第一回です。テーマは、「なぜか嫌われてしまう人、なぜか好かれてしまう人」です。 |
| 今回のテーマ「なぜか嫌われてしまう人、なぜか好かれてしまう人」について、アメリカのウォルスターという人が、若い女性を集めて実験をしました。人は、自分に自信がないと周囲の人が実際以上に輝いて見え、人に好かれたいと常に願うようになるという結果が出たそうです。 これはたいへん難しいことですが、自分の周りにいる好かれる人のパターンを真似することよりも、自分を見つめて自分を正しく評価できるようになることが重要だと思います。 私は、現在、スクールカウンセラーとして、不登校傾向のある中学生たちと付き合っています。彼らに、私のことを受け入れてもらいたい、好きになってもらいたいと願っています。そうでなければ、彼らと話もできませんからね。そのとき心がけていることは、「ゲイン‐ロス効果」といわれるものです。相手から好かれるために、最初から無理に愛想よく振る舞ったりしないで、時間が経ち、慣れてくるにしたがい親しみが増すようにしています。 それから、相手を誉めるときに気をつけることがあります。相手が自分の誉め言葉をどのように受け取るのか考えなければ、誉め言葉としての効果を発揮しません。自分本位の誉め言葉や相手をコントロールしようとして使う誉め言葉は、本当の誉め言葉ではありません。相手の価値観に合った誉め言葉が、言われた人にとって嬉しい言葉です。 ふだんから、自分が口にしやすい言葉で、相手からも受け入れてもらえる言葉を心にメモしておきましょう。あとは、それを口にするタイミングです。誉め言葉をナチュラルに使える人は、好かれる人でしょう。 それから「マメさ」も大事です。心理学では、「単純接触効果」とも言います。人は初対面の人よりも、どこかで前に会ったと思える人に親しみを感じます。そして、人はたくさん会う人に好意を持ち、好意を持った人にはさらにたくさん会おうとします。コマーシャルは、この単純接触効果を応用しています。 赤ちゃんが、お母さんを自然に好きになるのもうなずけますね。 人に好感を持たれるためには、ふだんの何気ないしぐさや表情も大切ですね。人との距離を遠すぎたり、近づき過ぎたりしないで保ったり、ポケットに手を入れないなんて何でもないような事柄です。ポケットに手を入れるのは、自分が閉じこもっているような印象を与えてしまいます。自然にわいてくる笑顔もいいですね。これが出てくる人は、自分の人生を楽しんでいる人だと思います。 今日の結論ですけれど、「割とマメで、自分のことを正しく理解していて、いきなりなれなれしくもなく、じわじわと好意が伝わってくる人」は、ついつい人に好かれてしまうらしいということです。 |
(文責:編集部/講演日:2002年 4月14日) |